農福連携

2018.02.13 Tuesday 16:05
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     障害を抱えた人たちに農業で働いてもらう「農福連携」の動きが県内はもとより全国的に広がりつつあるようです。当広報室の情報紙2で取り上げた富士市大渕のしきみの芽摘みでも、働く人たちが楽しそうなのが印象的でした。

     

     富士市ユニバーサル就労(UW)議員連盟は1月に、市農政課・生活支援課、UWを拡げる会、市UW支援センター関係者らと約20人で神奈川県藤沢市のNPO法人農スクールが運営する「えと菜園」などを視察しました。

     

     

     同スクール代表の小島希世子さんは熊本県の農村地帯で生まれ育ち、子供のころから農家になるのが夢だったという30代の女性です。市民と農業・農産品をつなぐ会社を起業したのを機に、生活保護受給者や障害者、ニート・引きこもりなど働きづらさを抱える人に農業体験を通じて就労・就農の後押しをしようと農スクールを立ち上げたといいます。

     

     小島さんによると「働きづらさを抱える人というのは『得意、不得意』がはっきりしている人」だそうです。それに対して農業は「誰にとっても得意分野になれる仕事が必ずある」と小島さんは強調します。農業は種まきから育苗、栽培、収穫と順を追って仕事があるため、必ず得意分野ができるし、人によっては何度も成功体験が味わえます。このため本人が自信を持ちやすいそうです。また人間以外の生き物に豊富に出会えること、青空の下の仕事ですが、個々の作業は横並びで周囲と顔を合わせずに済むため、他人とのコミュニケーションが苦手な人でも馴染みやすいとも言います(「農スクール」の話は主として視察団団長の小池智明市議からうかがいました)

     

     障害者にとって働きやすい環境とされる農業分野への雇用促進を図る「農福連携」について静岡県は2017年度に、精神障害者が農業分野で就職するための手当給付型職業訓練事業を始め、18年度以降も継続する予定です。富士市でも「農スクール」をモデルにした「アカデミー農園」を立ち上げようと新年度に向けて計画しています。

    しきみの芽摘み作業で写真撮影に応じていただけた方たちの笑顔を思い出すにつけ「うまくいくといいなぁ」と、思わずにいられません。

     

     

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