東海地区障害学生支援フォーラムが静岡大学で開催 オプション企画に富士市ユニバーサル就労支援センターも参加

2019.09.17 Tuesday 11:30
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     東海地区(静岡・愛知・岐阜・三重)の高等教育機関等における

    障害学生支援の充実・発展を図る「東海地区障害学生支援フォーラム」

    が9月10日、静岡市駿河区の静岡大学静岡キャンパスで開かれました。

    9回目の今年は、オプション企画として県内就労支援機関と大学関係者

    の交流会もセットされ、富士市のユニバーサル就労支援センターが、

    自治体の相談支援機関としては唯一参加しました。

     フォーラムは午前のオプション企画と午後のフォーラム(講演会と

    シンポジウム、分科会の3本立て)の2部構成。オプション企画の

    交流会には、障害者就業・生活支援センターや富士市ユニバーサル

    就労支援センターなど相談系が4機関、新卒応援ハローワークなど

    職業紹介系3機関、就労移行支援事業所など通所系12機関の19機関が

    17のブースを設けて大学の就職担当教員などと情報交換を兼ねて

    交流会を開きました。

     富士市のユニバーサル就労支援センターのブースには、静岡大学、

    静岡県立大学、静岡文化芸術大学、常葉大学、静岡産業大学など県内の

    大学のほか、京都大学など他県からの参加者も訪れ、ユニバーサル就労

    の意味や支援の意義、具体的な運営状況などについて次々と質問が出ました。

     

     

     大学の就職担当者の関心が高かったのは、障害者手帳は所持していないが、

    一般就労も困難というグレーゾーンの学生の対応で、富士市のユニバーサル

    就労支援が成果を出しているところなどについて質問が出ていました。

    また京阪地区の学生の7人に1人が未就職で、うち40%が発達障害が疑われる

    コミュニケーション能力の低い学生であるとの調査結果も紹介され、困難な

    実情を共有しました。

     午後は富士市でも講演したことのある近藤武夫・東京大学先端科学技術研究

    センター准教授が「障害を含む多様な人々を包摂する働き方を生み出す産学官

    連携の取り組み」をテーマに講演。持論の「超短時間雇用」について説明

    しました。近藤准教授によると、以前は否定的だった厚労省が「超短時間雇用」

    に前向きになっているとのことで、あいさつとかコミュニケーションとかを

    働く人に求めない働き方など伝統的な日本型雇用を打ち破る雇用形態などの

    可能性を強調していました。

     またシンポジウムでは静岡新卒応援ハローワークの岡野祝子学卒ジョブ

    サポーターが、発達障害者雇用トータルサポーターについて、まだ県内には2人

    しかいませんが、本人に対するカウンセリングや就職に向けた準備プログラム

    の実施、事業所に対して発達障害者等の雇用に係る課題解決のための相談援助

    などの業務を行っていることを紹介しました。

     全体の印象としては、大学における就活の問題点として、障害者手帳は所持

    していないものの就労困難な学生への対応、自らどうしたいのかを決められない

    学生への対応など、ニート・引きこもりの若者への対応と同じような悩みを

    抱えていることがうかがわれました。

     

     

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