パイロット事業所第3号にケンコーマヨネーズページを新設

2019.10.11 Friday 16:06
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     社是は『地域貢献』−開業当初から支援学校卒業生を採用

     

     国内最大手の業務用食品メーカー

     ケンコーマヨネーズ株式会社静岡富士山工場(富士市大淵)が、富士市のユニバーサル就労推進事業のパイロット事業所に認定されました。同社はマヨネーズやドレッシングなどの調味料、卵製品やお惣菜などの国内最大手の業務用食品メーカーで、静岡富士山工場では厚焼き卵や錦糸卵などの卵製品を年間約9000トン以上製造しています。2014年に操業を開始し、19年2月からは第2工場の稼働も開始しました。

      「地域貢献」が社是

     同社が素晴らしいのは「社是」にうたわれている「地域貢献」を工場ごとに実践していることです。静岡富士山工場では操業開始の2014年から、工場の近くにある富士特別支援学校の卒業生を採用し続けています。これまでに10人が同工場で勤めを始め、家庭の都合で辞められた1人を除いて他の人たちは今でも仕事を続けています。また、ベトナムからの技能実習生も30人ほど受け入れています。

     ユニバーサル就労については、市ユニバーサル就労支援センターの支援員から協力を求められたのがきっかけですが、もともと特別支援学校卒業生を採用するなど障害者への接し方には慣れていたこともあって、就労困難な事情を抱える人たちに対してもマイナスイメージをもつ社員はほとんどいなかったとのことです。障害者などに温かく接する社風がうかがえます。牧立也・執行役員統括工場長によると、責任者の会議では「チャレンジする価値があるのでは」とすぐに受け入れを決めたということです。

     対人関係が苦手な若者を採用

     パートナー社員の1人目として採用したAさんは市内に住む対人関係を作るのが苦手な若者です。4月から就労体験として仕事を始め、7月中旬からは正規のパートナー社員として採用されました。2人目はやはり対人関係が苦手な若い女性で、8月下旬から働き始めています。

     Aさんは同社に来る前、ユニバーサル就労の一環として市役所で事務補助の仕事をしていましたが、市役所での仕事と比べ「前は職場体験という感じでしたが、今は働いているということを実感しています」と感想を漏らしています。そして「以前は家にいるのが当たり前で何もすることがありませんでしたが、今は仕事ができることがありがたいと思っています」と満足そうでした。

     ユニバーサル就労は「働き辛さ」を抱える、どんな人にも職を提供できるようにしよう、という意欲的な試みです。ケンコーマヨネーズのように障害を抱える子どもたちに仕事の場を提供するのも大変有難いことだと思います。こんな動きが市内の他の企業にも広がるといいですね。

     

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