パネルディスカッション その2

2019.02.12 Tuesday 15:27
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     3人目は富士市五貫島で紙管の製造販売などをしている

    富士スパイラル工業代表取締役の望月政光さん。

     

     

    同社は30年ほど前から定年退職した人を雇用してきたほか、10数年前からは

    特別支援学校生徒の雇用を始め今も3人を雇用しています。

     望月さんは高齢者を雇用したことについて「きちっと仕事をして定年を迎えた人

    から『定年だけどもう少し使ってほしい』と頼まれたので『ああいいよ』と言った

    だけ」と謙遜気味に話していましたが、軽作業もあるので高齢者でも仕事が出来る

    との判断があったそうです。特別支援学校生の雇用についても「経験値がないだけ

    にやってみなければ分からない」と採用に踏み切ったそうです。

    さらに定年退職した人たちは職業技術もあるし、気も練れていると特別支援学校生

    の指導に充ててうまくいったそうです。

     

     この後、それぞれが感想や質問に答える討論に移りましたが、池田さんは

    「ユニバーサル就労に限らず、生活困窮支援事業をやるとだいたい職場の環境が

    よくなります。初めはと採用に疑問を持っていた職員もその人を支援するのにとど

    まらず、全体に配慮するという副産物がえられました」と評価。

    遠藤さんは「皆さんなんとかしようというパワーがあります。そうした『頑張ろう』

    という人が大勢いると会社全体がいい方向に向かいます」と効果を強調しました。

    また望月さんは「職場の皆が優しくなります」としたうえで「一部に差別しそうな

    者もいたましたが早めに辞めてもらいました」と話すと会場からは「ほーっ」と

    いうような溜息が漏れました。

     富士市の企業として今後ユニバーサル就労の導入を考えている企業へのエールを

    求められて遠藤さんは「どんな環境でやっているか見たい人には包み隠さず見せる

    ので遠慮しないで来て欲しい」と話し、望月さんは「やってみないと分からないこと

    がいっぱいあります。理屈であれこれ考えず、まずやっていく中で考えてほしい」

    と呼びかけました。

     アドバイザー役として参加していた宮本教授は、池田理事長から出た制度の問題、

    遠藤さんの職場全体の雰囲気を変えていく手法、望月さん経営者自らが引っぱって

    きた方針などについて「力強く感じられたのはユニバーサル就労が雇用と職場の

    雰囲気をいい方向に変えるターニングポイントにしてくれることが分かりました」

    と高く評価していました。

     


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