もう3月

2019.03.04 Monday 15:55
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     「1月は行く、2月は逃げる」と言いますが、早いものでもう

    3月です。日脚が伸びる速さと競うように暦もめくられていきます。

    1月末の講演会の準備やら後始末をしているうちに3月に入って

    しまいました。

     1月下旬、FAXの投書をいただいたのが縁で、市内天間の

    吉野鉄工所を訪問させていただきました。

    書き出しに「吉野鉄工所ではこんな人々が働いています」と

    記された投書には、13人の働く人の年齢が書かれていましたが、

    なんと事務全般を取り扱う44歳の方を除いて全員が65歳以上、

    最高齢者は82歳でした。

     代表取締役の金指達雄さんによると、同社は30年ほど前に

    一度、赤字で「断腸の思い」で人員整理しましたが、定年で

    退職はしたけれど技術を持っている方が「働きたい」と言って

    きたことなどもあって、あらためて3−4人から採用し始めた

    ということです。ほとんどが富士・富士宮で仕事をしてきた人

    たちで、4−5人から10人前後の方々に働いてもらっていると

    いうことです。

     働き方も決まったものではなく、午前中だけとか、病院に行く

    日は休むとか、個人の事情に合わせた働き方で、繁忙期で納期に

    間に合わせなければならないようなときだけは、イレギュラーな

    出勤をお願いすることもあるようです。またそうしたフレキシブルな

    働き方が高齢の方にとって気分転換にもなっているようです。

     考えてみると、高齢者は高齢によるスタミナの減少などという

    ハンディはあるものの、若いころから身に着けた技術力は決して時間

    とともに、それもあっという間になくなるというものではありません。

    1月31日の講演会でのパネルディスカッションで、パネリストを

    務めていただいた富士スパイラル工業代表取締役の望月政光さんは、

    特別支援学校の卒業生の指導に高齢者を充てたことについて

    「気が練れているから」と仰っていました。

    いい表現だと思います。年を取って短気になるところもありますが、

    対人関係では我慢も利くようになってきます。「気が練れた」方は

    大勢いると思います。

     最近の定年は誕生日や誕生月のところが多いようですが、3月末

    というところもあると思います。

    何より、4月から新入社員を受け入れる企業・事業所も多いと思います。

    ユニバーサル就労などと構えずに、高齢者の活用と元気発揮の応援団の

    役割をぜひやっていただきたいと思います。

    第21回 合同企業説明会のご案内

    2019.02.27 Wednesday 13:43
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      3月の日程が決まりました。

      日時:3月22日(金)13:30より

      場所:富士市役所5階 第2会議室

      詳しくは下記をご覧ください。

       

      セブン−イレブンお仕事説明会のご案内

      2019.02.27 Wednesday 12:26
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        セブン−イレブンお仕事説明会を開催します。

        昨年に続き2回目の開催ですが、今回は高齢者だけでなく、

        セブン−イレブン及びコンビニエンスストアの業務に興味がある

        すべての方が対象です。

        実際のレジを使った体験も予定されています。

         

        日時:平成31年3月15日(金)14:00より

        会場:富士市フィランセ西館3F 会議室1

        お申込・お問合せ:富士市ユニバーサル就労支援センター

                 ☎ 0545-62-7520

        ※参加希望の方は3月8日(金)までに富士市ユニバーサル就労支援センター

         へお申込みください。

         

        詳しくは下記をご覧ください。

         

         

         

        パネルディスカッション その2

        2019.02.12 Tuesday 15:27
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           3人目は富士市五貫島で紙管の製造販売などをしている

          富士スパイラル工業代表取締役の望月政光さん。

           

           

          同社は30年ほど前から定年退職した人を雇用してきたほか、10数年前からは

          特別支援学校生徒の雇用を始め今も3人を雇用しています。

           望月さんは高齢者を雇用したことについて「きちっと仕事をして定年を迎えた人

          から『定年だけどもう少し使ってほしい』と頼まれたので『ああいいよ』と言った

          だけ」と謙遜気味に話していましたが、軽作業もあるので高齢者でも仕事が出来る

          との判断があったそうです。特別支援学校生の雇用についても「経験値がないだけ

          にやってみなければ分からない」と採用に踏み切ったそうです。

          さらに定年退職した人たちは職業技術もあるし、気も練れていると特別支援学校生

          の指導に充ててうまくいったそうです。

           

           この後、それぞれが感想や質問に答える討論に移りましたが、池田さんは

          「ユニバーサル就労に限らず、生活困窮支援事業をやるとだいたい職場の環境が

          よくなります。初めはと採用に疑問を持っていた職員もその人を支援するのにとど

          まらず、全体に配慮するという副産物がえられました」と評価。

          遠藤さんは「皆さんなんとかしようというパワーがあります。そうした『頑張ろう』

          という人が大勢いると会社全体がいい方向に向かいます」と効果を強調しました。

          また望月さんは「職場の皆が優しくなります」としたうえで「一部に差別しそうな

          者もいたましたが早めに辞めてもらいました」と話すと会場からは「ほーっ」と

          いうような溜息が漏れました。

           富士市の企業として今後ユニバーサル就労の導入を考えている企業へのエールを

          求められて遠藤さんは「どんな環境でやっているか見たい人には包み隠さず見せる

          ので遠慮しないで来て欲しい」と話し、望月さんは「やってみないと分からないこと

          がいっぱいあります。理屈であれこれ考えず、まずやっていく中で考えてほしい」

          と呼びかけました。

           アドバイザー役として参加していた宮本教授は、池田理事長から出た制度の問題、

          遠藤さんの職場全体の雰囲気を変えていく手法、望月さん経営者自らが引っぱって

          きた方針などについて「力強く感じられたのはユニバーサル就労が雇用と職場の

          雰囲気をいい方向に変えるターニングポイントにしてくれることが分かりました」

          と高く評価していました。

           

          パネルディスカッション その1

          2019.02.12 Tuesday 14:04
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            第二部のパネルディスカッションは「ユニバーサル就労は企業に何をもたらしたか」

            をテーマに、富士市ユニバーサル就労支援センター統括責任者の三好泰枝さんの

            進行役で進められました。

             

             

             最初に事例発表した社会福祉法人生活クラブ風の村理事長池田徹さんは

            「ユニバーサル就労」の名付け親として「ユニバーサル就労では最低賃金未満で

            働いてもらうことがあるので、不法ビジネスなどに利用されないようにしました」

            と商標登録の背景を説明。

            ユニバーサル就労について「みんな、どこかに弱さ=事情を抱えています。組織が

            自立と協働で成り立っているというのは、こうした一人一人が持つ事情を職場全体

            でカバーしあい、うまく回っている状態のことを言います。ですから職員全員が

            ユニバーサル就労の対象者なのです」と風の村の「職員フィロソフィー」をもとに

            定義しました。

             

             

             今後の在り方については「私は1級の手帳を持っていますが、私より働き辛さを

            抱えている人が大勢います。長期的課題として、障害者の規定を医療モデルから

            社会モデルに転換して、その働き辛さを社会モデルとしてとらえる考え方が必要」

            と障害と就労困難は分けて考える視点を挙げました。

            そして「ユニバーサル就労の延長線上に就労困難の障害がある」という考え方を

            問題提起としました。

             

             2人目は富士市中央町のNPO法人ファインケア総務部課長の遠藤礼朗さん。

            ファインケアでは10年ほど前から70歳以上の超高齢者、障がい者、母子・父子家庭

            など様々な問題を抱えている人の雇用を独自に実施、それをもっと発展させようと

            考えていた矢先に富士市がユニバーサル就労条例を制定したのを知り、行政と

            ともに成功させたいと協力企業に名乗りを上げたということです。

             

             

             遠藤さんは「ユニバーサル就労と取り組んで3つの効果が生まれた」と言います。

            1つ目はユニバーサル就労が新たな雇用方法やキャリアアップの手段となったこと

            です。ユニバーサル就労には「コミューター」という制度があって、仕事の見習い

            期間、適性判断の期間があるので失敗のない就職が可能であること、「業務分解」

            を行うことで既存の社員に余裕時間が生まれ、スキルアップや仕事分担にいい影響を

            あたえるということです。2つ目は人それぞれの視点が異なるため相手のことを知り、

            その思いを理解することが自分の行動を見直すことにもなります。3つ目は社会への

            貢献も楽しみになるということです。ユニバーサル就労の対象者視点では就職して

            働くことで税金を納めるようになり誰かの役に立ちたいという意識が芽生え、次は

            自分が困っている人の力になりたいと思うようになるなど成長していくということです。

            (その2へ続く)

             

            宮本教授の講演 

            2019.02.08 Friday 16:56
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              第一部 宮本太郎・中央大学教授による「誰もが働き暮らせるまちづくり」の

              講演内容をまとめました。

               

               

               富士市が2年前、ユニバーサル就労に関する条例を制定したことに驚きました。

              自治体が条例を作ってユニバーサル就労をプッシュするというのは大変大きな

              進歩だったと思います。それからの2年間、富士市に注がれる視線には熱いものが

              あったことと思います。

              「人手不足なのに敷居が高い就労、二分法の福祉」

               日本は今、前代未聞の人手不足なのに、地域には働きたいのに働けない人々が

              います。家族にしばられる主婦、身体やメンタルに問題を抱える人、引きこもって

              しまった若者、高齢者や障害を抱える人たちなどです。そうした人たちが働くこと

              は地域が豊かになる入り口であり人々の幸福の元です。

               日本はかつて、いろいろな無駄を社会の仕組みの中に抱えていました。その中で

              働き辛さを抱えている人にも働く場を提供していました。たばこやさんで、今で

              言えば発達障害の子が店番したり、ワルさをしてきた少年が先輩を見習って公共

              事業の建設や土木で働くとか。ところが今、そういう仕組みが縮小し、結果として

              就労の敷居が高くなってしまいました。

               福祉も働けない人がいることを前提にした制度です。健康で正規雇用の男性が

              病気や老いを抱えた人、主婦を支える形です。しかし現役世代と高齢世代比が10対1

              から1.5対1というようになり、若者の東京圏への流出が続くことで今や「支える人」

              と「支えられる人」という二分法が成り立たなくなってきました。そうなると

              一人一人が力を発揮しないと若い世代が高齢世代を支えていけません。

              「日本型雇用の変換」

               日本の雇用はこれまで、新卒で一括採用して、定年まで働いて退職する、

              一方通行型の働き方でした。人に仕事をつける型の雇用でした。欧米ではあらかじめ

              決まっている仕事ができればよいという型の雇用が中心です。このため日本では

              新卒一括採用のチャンスを逃すと途中から入りにくい仕組みになっています。その

              仕事ができるかどうかを基準に働く働き方、オーダーメイドの働き方がいろいろな

              人がいる社会に必要ではないでしょうか。

               多様な働き方の場をつくるユニバーサル就労は決して慈善事業ではありません。

              全国にはいろいろな例があります。風の村をはじめ、東京のネットワーク企業ISFnetは

              障害や病気など働き辛い30の理由を持つ人たちを採用する「30大雇用」を

              進めています。

              自治体では大阪府豊中市、三重県鳥羽市などもあります。戦略産業であるリンゴ栽培で

              降雪対応やせん定などのプロセスごとに業務分解して担い手確保や地方移住の促進を

              目指す青森県弘前市の取り組みもあります。

              年金(Pension)をもらいながら福祉の現場(Personal Service)や農林業(Agriculture)で

              働いたり、技能の習得(Professional Skills)を目指すPPAPという考え方で高齢者が

              元気になる機会が広がっていきます。 

               

                 

               

              「これからの福祉」

              日本は働くハードルが高く、福祉は保護することに傾いています。しかしこれからの

              福祉は人々に元気になってもらうことを目標に高齢者や障害者、子どもなどと福祉の

              縦割りをやめて包括的に支援し、早期に対応する、こういう福祉とユニバーサル就労を

              組み合わせていくことが大切ではないでしょうか。

              富士市は全国で唯一ユニバーサル就労の条例を作りました。これはそういう社会への

              第一歩です。

              富士市を参考に大阪府や陸前高田市でもそういう社会を作ろうとしています。

              富士市民は富士の裾野のように広がる福祉の裾野をトップランナーとして広げていって

              欲しいと思います。

               

              ユニバーサル就労講演会とパネルディスカッション開かれる

              2019.02.08 Friday 16:20
              0

                 富士市が進めるユニバーサル就労に関する講演会とパネルディスカッション

                がこのほど、富士市交流プラザで開かれました。

                 

                 

                第一部の講演会では国の社会保障審議会委員などを務める宮本太郎・

                中央大学教授が「誰もが働き暮らせるまちづくり」をテーマに、

                だれもが働ける社会とそうした社会での福祉のあり方などについて

                話してくれました。

                 第二部パネルディスカッションでは市内のユニバーサル就労協力企業の

                関係者も参加して「ユニバーサル就労は企業に何をもたらしたか」をテーマに、

                ユニバーサル就労をどうして導入しようと考えたか、その結果社内にどんな

                効果をもたらしたか、などについて事例発表と意見交換をしました。

                 会場にはユニバーサル就労の協力企業関係者や行政・議会関係者、市外から

                の参加者を含めた一般市民など約140人が聴講に訪れ、熱心に耳を傾けました。

                会場の一角では協力企業の概要を示すパネル展示も行われ、来場者の関心を

                集めていました。

                 

                第20回 合同企業説明会のご案内

                2019.02.08 Friday 11:08
                0

                  2月の日程が決まりました。

                  日時:2月21日(木)13:30より

                  場所:富士市役所 5階 第2会議室

                  詳しくは下記をご覧ください。

                   

                   

                   

                  ユニバーサル就労支援センターのセミナーに参加しました

                  2019.02.06 Wednesday 15:51
                  0

                    ユニバーサル就労支援センターでは色々なセミナーが開催されています。

                    その中で先月開催された ”姿勢” に関するセミナーに参加させて

                    頂きました。

                    講師は協力企業でもある

                    〜姿勢専科〜KCSセンター富士の田中玉恵院長。

                    「正しい姿勢と健康の関係」というワークシートを元に、

                    模型なども使いながらの講義でした。

                     

                     

                    姿勢が筋肉に及ぼす影響や、生活習慣やクセなどで歪んでしまう事など

                    とても分かりやすいお話でした。

                    また、受講生の体を実際にその場で施術し、姿勢を正すことで、

                    刺激を与えてもぐらつかずに立っていられるようになったり、

                    上がりづらかった腕をすんなり上げることができるようになる様子を

                    目の前で見ることができ、皆さん驚いていました。

                     

                     

                    ”姿勢”が大切なことは分かってはいるのですが、ついつい気が付くと

                    猫背になっていたり…。

                    印象もそうですが、健康まで関係してきてしまうので怖いですね。

                    意識することの大切さを改めて感じました。

                    姿勢を正すと気持ちまでスッキリしてきて、やる気が出てくる。

                    そんな素敵なセミナーでした。

                    受講生の皆さんもお互いに姿勢を確認したり、体を動かしてみたり、

                    楽しんで参加されていました。

                    1/31(木)「誰もが働き暮らせるまちづくり」の定員について

                    2019.01.29 Tuesday 11:20
                    0

                       

                      こんにちは。1/31(木)のユニバーサル就労講演会とパネルディスカッション

                      「誰もが働き暮らせるまちづくり」に、多くのお申し込みをいただき

                      ありがとうございます。

                       

                      お申込み多数の場合は抽選の予定でおりましたが、

                      座席を追加して全ての方にご参加いただけることになりました。

                       

                      また会場となる富士市交流プラザの駐車場は、2時間まで無料です。

                      満車の際は恐縮ですが近隣の有料駐車場にお願いいたします。

                       

                      当日はお気をつけてお出かけください。

                      スタッフ一同お待ちしております。

                       

                       


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